悲しい気持ちを、 「はこ」に しまうことができない 弱さ 悲しさを生んだ、 喜びや幸せまで しまってしまうような気がして 「はこ」に触れる．． ことすらできない。 私は あたしをしまえたら、 どんなに楽に、 なれるだろう。 愛しく あたたかい、 山程の笑顔を ひきずり歩いては 弱さが滴を流してく 人生で 悲しみを感じるのは 私だけじゃない だから、 落ち着きたくって おだやかに、 なりたいのに しまえないままの 「あたし」は 溢れゆく感情とし 部屋の中へ広がっていく 悲しみの温かさ 冷めるまで 例え、 ペンと服以外 すべて捨てたって 本当に、 本当には 捨てられない。 大切なものは いつだって どこにしまっても見えてしまう。 冷たくならない、 愛しさと悲しみは 立体的な、 切なさと喜びは もっと 温度が下がるまで 写真の様に ひらたくなるまで あふれるまで溢れ、 天上までも広がってゆくのだろう …あまりにも 巨大だからなの？ 「はこ」に 入れられないのは。 なるべくなら、早く、 この遺体に きれいな花を 御供えをしたい。 見送る時は 盛大に花で囲い 改めて ひとつ、 刺してあげたい なるべくなら、早く 新しい喜びと 生きる勇気を もって、ゆきたい そして、できるなら 花を供えた 誇りをもって また 生きたい。 そしたら、 はこに詰まっている 悲しみも愛しさも すべて 忘れずに生きて、 ゆけるかもしれない そしたら 多くの遺体達は 天に昇っていつか私を見守ってくれるだろうに 本当のあなたは どこに いますか？ ・END・ ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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