忌日

2020年3月24日(火)
【■2009年 辻昌建】
■2009年 辻昌建

辻昌建・1978年11月16日生まれは、プロボクサーである。

広島県出身。アマチュア時代は、高校でインターハイベスト8、大学で国体ライトフライ級準優勝の成績を残した。

2002年10月19日、プロデビュー戦で判定勝利を収める。2005年5月21日、プロ8戦目にして初黒星を喫した。

2006年3月18日、試合中に左拳を骨折し、1年間のブランクを余儀なくされた。

2009年3月21日、チャンピオンカーニバルで行われた日本ミニマム級王座決定戦を金光佑治と争った。ダウン経験のない両選手の試合は開始とともに激しい打ち合いとなり、最終回に辻はロープダウンからカウントアウトされ、KO負けとなった。この直後リング上で意識不明となり、急性硬膜下血腫の診断で開頭手術を受けた。

辻は9回終了時にはコーナーで椅子に腰掛けることもままならず、意識障害が懸念される状態であった。しかし試合は続行され、KOラウンドとなった10回にはパンチを無防備に浴び続けた。結果的には勝利した金光も硬膜下血腫の診断を受けたことにより引退を余儀なくされ、レフェリングを始めとする当日のリスク管理に問題があったのではと指摘する声もあった。

2009年3月24日、意識不明の状態のまま入院先の病院で死去した。享年30。


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