忌日

2021年1月13日(水)
【■2007年 マイケル・ブレッカー】
■2007年 マイケル・ブレッカー

マイケル・レオナルド・ブレッカー 1949年3月29日生まれは、アメリカのジャズテナーサックス・ウィンドシンセサイザー演奏者である。

ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。圧倒的なテクニックと多彩な表現力を兼ね備える、人気・実力ともに近年No.1のテナーサックスプレイヤーであった。ジョン・コルトレーン以降、最もテナーサックスの演奏スタイルに影響を与えた。また、ウィンドシンセサイザー演奏の第一人者でもある。

2005年6月、血液ガンの一種である骨髄異形成症候群を患っていることを明らかにし、当時予定されていたコンサートツアーの予定を全てキャンセル。造血幹細胞移植のドナーを求め闘病生活に入る。自身のホームページを通じてドナーを募ったが、本人の血液型がユダヤ系人種に見られる希少な性質であった為、ドナーを見つけることが難航していた。

その後部分適合による娘からの実験的な骨髄移植の結果が良好であったのか、一時的に容体は回復に向かい、2006年6月にはハービー・ハンコックのステージに飛び入りで参加するなどしていた。

2007年1月13日、骨髄異形成症候群から進行した白血病のため死去。享年57。亡くなる2週間ほど前まで新作をレコーディングを進めており、遺作となってしまったその作品は2007年5月15日に日本先行でリリースされた。病室にEWI等の機材を持ち込んでレコーディングを続けていたという。


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