下山事件（1949）



　1949年7月6日、常磐線綾瀬駅の線路上で、切断され飛び散った遺体が見つかった。
　所持品などから、遺体は国鉄総裁の下山貞則(49)と判明した。警察は｢自殺｣と判断したが、当時下山の置かれていた状況、当日の様子、動機面、現場検証結果、新たに判明する事実は、いずれも｢自殺説｣に疑問を抱かせるもので、政党、作家、労働者、新聞などあらゆる立場の人間が論争を展開。新事実探しと推理検証は、戦後60年経った今日も絶えることはなく、いまなお｢未解決事件｣の代表格である。

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