青酸コーラ殺人事件(1977)


 1977年1月4日、午前1時ころ、電話ボックス内で拾ったコーラを飲んだ16歳の高校生が昏倒し、病院で死亡した。コーラの中に青酸化合物が混入していた。続いて午前8時ころ、その電話ボックスから約600メートル離れた地点で46歳の男が倒れて死んでいるのが見つかった。体内から青酸化合物が検出された。2月13日、大阪の会社員(39)が、自動販売機の上に2本置かれていたコーラのうち1本を飲んだところ、気分が悪くなり入院。やはりコーラには青酸化合物が混入されていた。会社員は3日後に退院したが、その後、捜査員が事情を聴取しようと自宅を訪ねたところ、ガス自殺を図っていた。そして、犯人は見つからず、92年に時効が完成している。


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