首吊り

 確実、簡単、苦痛なしと三拍子そろって老若男女を問わず圧倒的な人気。言わずもがなの自殺の王道
[苦痛]    1
[手間]    2
[見苦しさ]  3
[迷惑]    1
[インパクト] 2
[致死度]   5


 日本において自殺する手法として、男女を問わずもっとも多いのが、首をロープなど紐状のものによって吊り、縊死することによる自殺である。 縊頸は、体表所見を元に定型的縊頸と、非定型的縊頸に大別される。

 定型的縊頸とは、一般に、全体重が頸部に加わった縊頸を指す。発見時に体は宙に浮いており、人間の頭頸部の解剖学的構造に従い、索痕は顎から耳介後部を通り、後頭部から結節点に向け上方に終わる。それ以外の場合、定型的縊頸にはなり得ない。顔面は蒼白、眼球は蒼白、これは、総頚動脈、椎骨動脈の両者の血流が完全に途絶することによって生じる。また、通常、大腿以遠の下肢、肘以遠上肢に出血斑を伴う死斑を生じる。

 非定型的縊頸の場合、頸部の圧迫は、静脈還流を優先して阻害するため、頭部に著明な鬱血が生じる。動脈血流が完全に途絶されない場合、その程度に応じて、死亡に要する時間は延長し、反応性に頭部の鬱血による生活反応は増強するため、様々な特徴的な所見が見られる。

 首吊りで窒息死することはあまりなく、頚部が斜めに自身の体重により圧迫され、大動脈(頸動脈、脊椎動脈)の流れが妨げられて脳に血液が回らなくなり、脳が酸欠(急性貧血)を起こして失神し、死亡することがほとんどである。また、首の骨が折れることもある。首に紐を掛けた直後から脳への血流は悪くなり意識が遠のき、約10秒で意識を失う。意識を失ってから心停止するまでには数分かかるが、意識を失っているので苦痛は少ないといわれている。又、多くの国で死刑の方法として採用されている絞首刑は首に縄をかけるという点では同じであるが、窒息させることではなく頸骨を落下の衝撃で折ることにより死刑囚に死をもたらすことを目的にしている。死刑囚の左耳の下にロープの結び目を置き、体重より割り出した落下距離に基づく長さのロープにより、1400ジュール程度の力が頸骨に加わると確実に折れて死亡するといわれている。

 死後、括約筋の弛緩により吊り下げられた体内から重力により地面に向け鉛直方向に体液(糞尿、唾液、涙等)が流出する。死亡直後に発見された死体は、時により眼球が飛び出し、唾液や糞尿が垂れ流れ、男性は陰茎が勃起した状態で発見される事も在り得る。

 未遂の場合、脳が酸欠を起こした時点で脳細胞の破壊が始まっているために、植物状態や認知症、体の麻痺などといった重い後遺症を残してしまう可能性が高い。また、首を吊る際の衝撃で頸椎骨折や延髄損傷などで即死(または即失神)する場合がある。自殺ではないが、日本などで行われる絞首刑「落床式首吊り死刑台」に多く見られ、救出後仮に命をとりとめても、重大な障害が残る。また軽度であっても脊髄液の漏出から激しい頭痛などの後遺症に長く苦しむ。

 又、日本における死刑の執行においては、刑務官が階下で揺れ動く死刑囚の体を押さえ、医師が聴診器で心臓の停止を待つ。死亡が確認されるのは十数分後だが、蘇生しないよう、さらに五分間吊るしておく決まりである。


<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせChip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。



w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
無料ホムペ素材も超充実ァ