風水&カラセラピーから見た絵画の楽しみ方のコラム
ギャラリーアドバイザー強矢あや子さんによるコラム。

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2009年07月17日(金)
【「夏休み」特集第1弾 〜花火の思い出 いつまでも…〜 】
「夏休み」特集第1弾 〜花火の思い出 いつまでも…〜

梅雨が明けて、暑い夏がやってきました。
夏は、暑いから嫌なのですが、嫌という割にはなぜか気持ちが浮き立つ季節。誰もがある意味解放感を感じているのではないでしょうか…?



夏と言えば、子供にとっては夏休み、家族旅行や里帰り、お盆に親戚が集まってお墓参りや施餓鬼、そして忘れてはならないのが、浴衣を着て出かけた夏祭りや花火大会ですね。



そんなかけがえのない思い出がたくさんできる夏にちなみ、今回は「花火」についてお勉強していきたいと思います。



そもそも花火は6世紀の中国、火薬が使われるようになるのとほぼ同時期に作られはじめたと考えられています。最初はロケット花火に似たものを敵陣に打ち込んで火事を起こしたり相手を威嚇したりして、武器との区別がありませんでした。
その後大航海時代を経て花火は世界へ。14世紀、主にイタリア・フィレンツェで打ち上げ花火は開発されました。ヨーロッパでの花火は主に王侯貴族のものであり、王の権力を誇示するのが主な目的でした16世紀になるとイングランドで花火の技術が大きく進歩し、今の花火に近い形になりました。


日本では1589年7月、伊達正宗が観賞したのが最初であるとも云われ、その後1613年8月駿府城にて、徳川家康にイギリス人が花火を見せたという記録があります。


戦乱の世も治まり火薬の制限が緩むと同時に、日本も打ち上げ花火の研究が盛んに行われるようになります。


1733(享保18)年、前年の大飢饉とコレラの大流行による死者の霊をなだめ、悪霊退散祈願のため将軍吉宗は「施餓鬼」を催し、大川端(両国・隅田川)で花火を打揚げました。これが今日の隅田川花火大会の起源になったと言われています。


ちなみに日本と欧米では花火球の形に決定的な違いがあります。
一般的に、日本や中国などアジアの打上花火は、光が円状に広がるものが多いのに対し、欧米諸国の花火は打ち揚げても円にならないものが多く見られます。
これは、日本では河川で打ち上げる為、あらゆる方向から立体的に発光しなければならなかったのに対し、ヨーロッパでは貴族の館など建物の裏から打ち上げていて、観客は一定方向からしか見なかった為平面的な発光でもよかった、というのが理由だそうです。



なるほど…。



ところで皆さん“「花火」ってすごーく縁起の良いもの”って知ってました?



それはこんな理由からです。



・人が集まるところはそもそも運気が高いところ。



・人の感動のパワーが集まると、感動の波動はその感動した分のパワーとなり、ひとりの感動のその何万倍もの感動を生む。



・夜空を見上げる=天を見ることなので、天の気を吸収して運気アップとなる。



・花火のドーンという音とともに、邪気も消される。



・色とりどりの打ち上げ花火は、見てるだけでさまざまな運を吸収することになる。



・特に海で上がる花火がベスト。





そう言えば、花火を見た後って、気持ちがスッキリして晴れやかな気持ちになれますよね!
そうそう飲み物も、ビールや炭酸飲料などの発泡するものを飲むのがさらに運気アップですって。



花火について、大いに学べたところで、お待たせいたしました。
今週の絵をご紹介いたします。





タイトル:「夜の花束」


2001年、新月先生が夢の中で見た風景を絵にしたと言う作品。「宮島水中花火大会」の絵と見て取れますが、新月先生はあくまでもこの花火大会の写真を見て描いたものではありません。
新月先生がこの作品を描きあげたとき、「もう二度と描けない。」と本人が語ったとおり、このような花火の絵は、今日に至っても描かれていないという、紫紺大作品の中でも名作のうちのひとつと言われています。



ある新月先生のファンの方がこの絵についてこう語りました。

「頑張っていれば、私の家(家族)にも 花火があがる。」 と…。



おしまいに、この絵の中心にある「オレンジ色」をポイントとして、カラーセラピーからみるより良い活用法をご紹介しておきますね。
オレンジ(橙)色の効果として、

1、ストレスがたまった時など、気分をすっきり爽快にし、力と勇気を与えてくれる色です。何事にも縛られない自由奔放な心をもて、その明るさが人間関係を円滑にしてくれます。



2、オレンジの新陳代謝活性の効果で、食欲不振・消化器系疾患・冷え性・アレルギー対策になります。



3、風水的に合う家の方位は、円滑な人間関係を呼びこむといわれる東南です。



4、オレンジ色はチャクラでいうと、尾へその下辺りの丹田に関係の深い色で、ここは「生きる喜び」がテーマのところです。





以上のことなどから、総合的に判断すると、この作品は
リビング・キッチン・プレイルームなど人が集まる場所に飾るのが良さそうですね!



今年は「火の年」まわりなので、特に花火見物がオススメです。ご家族や、友人・カップル同士で浴衣を着て、是非花火を楽しんでください。



そして、素晴らしい思い出を心に刻んだ後は、
この絵を見ながら、「あの花火はきれいだったなあ。」とか「楽しかったなあ。」とか花火を見たときの感動や楽しかったことを思い出してください。



そんな、絵を見るたびに生まれる明るくて温かい心の波動が自分を幸せにし、そしてそれが周りの人に伝わって、その結果、そこに住む人の幸運を招くのが本来の絵の姿だと思います。
「運気UP」に拘わらず楽しんでいただきたい一枚の絵です。



「花火の思い出 いつまでも…。」

2009年 火の年の夏を、花火で満喫してみませんか?

10:09
2009年07月15日(水)
【「お中元でコミュニケーション!」】
「お中元でコミュニケーション!」

こんにちは。
 全国的にお中元シーズンを迎えています。お中元の時期は地域にも拠るようですが、今回は、「お中元」をテーマにお話を進めていきたいと思います。

 そもそもお中元って、一体なんなのでしょうか?

 「 古く日本は一年を半分に分けていて、前期の始まりを「お正月」、後期の始まりを「お盆」と言っていました。お正月には祖先の霊を、お盆には生きている親へ
の贈り物をし、お祀り(おまつり)をしました。 お正月には年始の挨拶、お盆には「盆礼」という親や師匠などお世話になっている人への穀物や麺類の贈り物の習慣もありました。

また仏教には「盂蘭盆会」(うらぼんえ)という仏事があります。
祖先の霊が救われるようにと施餓鬼(餓鬼に飲食を施す供養)を行う仏事のことです。

さらにここに、中国・漢民族の「道教」が加わります。
1月15日生まれの神の遣い―上元一品の位の「天官」
7月15日生まれの神の遣い―中元二品の位の「地官」
10月15日生まれの神の遣い―下元三品の位の「水官」
この「三官信仰」により、その誕生日は「上元・中元・下元」と呼ばれ、盛大な祭りを行いました。

これらの「盆礼」・「盂蘭盆会」、そして中元二品の誕生日のすべてが偶然にも
7月15日に行われていたことから、やがてみんな一緒になって
「中元の贈り物」となったそうです。

(*http://www.geocities.jp/mryj20lum/august.html を要約しました。)

「お中元」の由来がよくご理解いただけたところで、改めてお中元のその心は…?

「お世話になったあの方へ…」
というかつてのCMの他に、こんな意味もあります。

それは、先ほどの「三官信仰」の中元二品が「善悪を見分けて人間の罪を許す神様」であったことから転じて、

「中元の日に金品を贈ったりおもてなしをすると、今までの罪が許される。」
という実に都合のよいものとなりました。
さすがに現代ではこのような意味はありませんが、でも案外そうとも言い切れませんよね!?
ということでお中元は、人間関係のもつれている人への新たなコミュニケーションツールでもあるのです。

 このことから風水でも「お中元の贈り物」は、相手への思いやりをカタチにして贈るという人間関係の改善にも繋がるものなので、自分自身と相手の方の“開運”にも繋がる縁起の良いこととしています。

 そこで…、

お待たせしました!!

 今週の絵をご紹介いたします。

今回は非常に悩みました。
というのも、受け取る方に自分の日頃の思いを贈るためには、相手が喜ぶものでないといけない…、がしかし「お中元の贈り物」だから、万人に通用するものでなければならない…。

 それがこの絵です!  ジャーン!







タイトル:「泉水」

・・・  ・・・  ・・・

やっぱりにっぽんの夏は暑いですから〜

クールビズ  クールビズ … !

どうですか? 見てると涼しくなりませんかね〜  あっはっはー!

それからもうひとつ、

「泉水」(せんすい)の絵を贈って、 『センスいーっ!』 !?」

なんちゃって。 おやじギャグでした。(オヤジの世代の方はごめんなさい。)



 
前にも述べましたが、お中元は対人関係を円滑にするコミュニケーションツールです。

贈る人の気持ちを充分に受け取っていただくためには、受け取る側の対人運も良くしてあげることで、お互いのやり取りもしやすくなるかもしれません。

その場合には、この絵は、玄関に置かれることを私はおすすめします。

玄関は気・幸運の入り口です。
対人関係やコミュニケーションで悩んでしまっている人、出会いがないという人は、まずは玄関をきれいにします。そして最後の仕上げとしてこの絵を飾ります。
風水では、水は良い気を集めるための重要な要素で、しかも「静の水」より「動の水」の方が良いとされているので、常に動いている「滝の絵」はよりパワフルに気を取り入れることでしょう。

ただし、この絵を飾る際は、次のことを守ってくださいね。
@ この絵を家の中の方へ向ける。
→せっかく良い気が入ってきても、水の流れが家の外を向いているとその気が外へ流れてしまいます。
A お金に縁のある「西」・「東北」の方位に置くのはなるべく避ける。
→風水では、「水の流れ」は「金の流れ」。お金の流出が気になります。

それだけ水にはパワーがあるので、良い気をどんどん取り入れる方に使いましょう。

おしまいに、いつものようにあや子流のこの絵の楽しみ方を…。

私ならこうします。

普段は玄関に置いておきます。

が、(八ヶ岳ではまずありませんが)寝苦しいくらい暑い夜は、この絵をベッドの側に置いて絵を見ながら寝ます。

ゴーッ、ザーッ、サーッ、シャーッ ・・・

滝つぼにいて、水しぶきを浴びながら

轟音の中 

滝を眺めて水の神秘を噛み締めている自分を想像して…

いつのまにか

ZZZ…   ZZZ…

17:21
2009年07月03日(金)
【七夕特集「七夕に思いを寄せて…。願いを叶えたい。」】
七夕特集「七夕に思いを寄せて…。願いを叶えたい。」

早いもので今日から7月。来週の7日火曜日は「七夕」ですね。

七夕と言えば“願い事”。今日は願いを叶えるお話をしていきたいと思います。

そもそも万葉の昔から親しまれてきた、七夕伝説。天の川をはさんだ星の恋物語は全国の七夕祭りとなり、江戸時代には家ごとに笹やお供え物を飾り、五色の短冊に願いを書いて、家族で星と天の川を眺めたそうです。



七夕と言えば=願い事。
風水を調べてみると、このことは実に理に適っていることがわかりました。

「七夕は、葉・水のエネルギーが高かった6月節から、火のエネルギーが高まる7月節への変わり目に当たります。火のエネルギーは、様々なことを明るく照らし、必要なこと・不要なことをきっぱりと切り分けるパワーをもっているので、この節を迎えるにあたり自分の願い事を明確にしておくことはとても大切です。
特に2009年は火の年。火の年の火の月を迎える今年の七夕は、願い事をするのにはベストなタイミングと言えます。」

また七夕の日は言霊パワーが強まっているので、このことからも「星に夢や希望を祈願する」のはごく自然のことなのです。


それではここで短冊に願い事を書くときのちょっとしたポイントを。



1、願い事は、とにかく“具体的に!! =「家内安全」・「商売繁盛」・「安産」などはのように曖昧な表現はタブーです。

2、短冊に願い事を書くときは、必ず名前を書くこと。名前はイニシャルや下の名前でもOKです。

3、屋内に笹を飾るならば東南や南方が吉。笹がない場合は、願い事を書いた短冊を神棚においてもOKです。

4、恋を成就させたい方へ…特別に“両想いになれるおまじない”をどうぞ。
「紫色の短冊に自分と好きな人の名前を並べて書き、その上を紫色のマジックペンや絵の具で塗りつぶします。その短冊を、笹の一番先の部分に飾ります。(他の短冊や飾りをつけても大丈夫です。)七夕当日まで笹を外に飾った後は、その短冊だけ引き出しの奥などに長くても次の七夕までしまっておきます。」
そうするとその1年間のどこかで両思いになれるそうですよ!

5、七夕の夜は夜空を見上げましょう!輝く星を見上げることは「上を見る事」自体天の気が入ってくることになるので運気がUPします。

6、コパ先生によると風水では七夕は「和食と日本酒で過ごすとよい」そうです。
また平安時代からの言い伝えでは、七夕の日には、そうめんを食べて無病息災を願う風習があったそうで、風水でもそうめんのような長い食べ物には“縁を結ぶ”運気があることから、七夕の日の麺類は「恋愛運を高める食べ物」とされ、「七夕×そうめん×恋愛」で「こいそうめん」と言うものも実際存在しています。

7、おしまいに、気になる七夕飾りの処分の仕方ですが、紙など庭で燃やせるものは燃やし、できなければ粗塩でさっと清めて捨てましょう。

ええー、この辺で七夕のお話は終わりにしまして…、
ここで今週の絵をご紹介します。






作品タイトル:「清林」
2002年、紫紺大先生が最初に中国で個展を開いた時に発表された作品です。
これまでの紫紺大先生の作品の中でも、最も芸術性の高い作品として評価されている絵のひとつです。



読者の皆さんもご覧のとおり、竹林が幻想的に描かれています。

風水でも竹は台湾・中国においては神棚の装飾などに使用され、縁起の良いものとされています。開運を意味する竹は、室内ではお部屋の西北におくと良いとされ、また竹は雪にも耐えるしなやかさがあることから、「忍耐力と耐久力の象徴」でもあります。

??????
それではこの絵の最大の魅力である“色”に注目してください!



「七色の光を放つものは、オールマイティな力がある。」

中国では七色の光が、願望達成、健康増進、家庭円満、財運・縁結び、邪気払い等々、ありとあらゆる幸運を運ぶものとされています。



(この絵の色は…いかがですか!?)

カラーセラピー的に言っても
虹の七色は人のチャクラの色に反映するので、お部屋の中に虹色がある事で、お部屋と共に、自分のエネルギーも同時にバランスが取れるのだそうです。
虹色によって、良い気と自分自身のチャクラのエネルギーの気が良くなるので、結果素晴らしい幸運を呼ぶことに繋がります。

(いやー すごいことになりましたねー。参りました。)



このように、この作品は竹の意味から縁起が良く、色によって運気を促し、美しくゆら
めく竹のイメージから七夕の短冊を思い出すのです。

願い事を叶える為にはある程度の時間がかかることもあります。
さっきも書いたように、竹は忍耐力と耐久力の象徴です。
この絵を毎日毎晩眺めるたびに、短冊に書いた自分の夢や目標を明確に思い出すことによって、虹色のエネルギーの中、いつの間にか願い事に少しずつでも近づいていくことになるのでしょう。



皆さんも今年の七夕を機に、願い事を明確にして夢を叶えていきませんか…?



おしまいに、
いつものように、わたしだったらこう楽しみます。

時は寝る前です。

そうですね。音楽は…、中国の胡弓を使った(現代の)曲などにして、



まずこの絵を見ながらさらさらと揺れる笹の葉と、トントンと流れる沢の音を心の中で聞きます。

そして…、

短冊に書いた願い事を思い出します。
より具体的でないとダメなので、もう夢が叶ってしまっている自分をイメージして…   

うっとり、夢心地の幸せ気分で…、



いつの間にか ZZZ… ZZZ…。





付録:「大きな夢の叶え方」のおまじない

「携帯電話のメモ機能を使い、段々と大きな願い事を書いていきます。
まずあなたの携帯電話のメモ機能を開いて、始めにすぐに叶いそうな小さな小さなお願い事を書きます。例えば「今日は遅刻しませんように」など……。
そしてその願い事が叶ったらそれを消して、次にもう少しだけ大きな願い事を書きます。そしてまたそれが叶ったら消す……を繰り返して、5回目に一番叶えたいと思っている、大きな願い事を書いてください。
そうすれば幸運の流れに乗ることができて、すんなりと叶う可能性が高いでしょう。」



01:31

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