記憶を取り戻したチョンソは自分がハン・ジョンソである事 ソンジュと愛し合っていた事を思い出して、ソンジュに真実を話そうとしたが周囲に邪魔されて結局、話す事が出来なかった。 チョンソはテファと暮らしていた部屋へ真相を聞きに行く。 しかし部屋の鍵は掛けられたままで部屋の前でテファに責め寄る。 「お兄ちゃん そこに居るんでしょ!?」 「ハン・ジョンソン…。 全て知ってるんだろ? 俺がどんな奴か…」 「何故、あんな事したの!? 何故!?」 「愛してるから… 例え死んで地獄に堕ちてもオマエを手放したくなかった」 「教えて。 あの日、何があったか。 全部、話してよ!!」 泣きながら攻め寄るチョンソをテファは泣きながら突き放した。 翌日、会社社員の間ではユリの策略でソンジュとチョンソの記事が雑誌に掲載されて噂になっていた。 「誤解される事があったなら、それは全て自分のせいだ」 ソンジュはチョンソをかばう。 しかしミン会長はソンジュとチョンソを呼び出して、どちらかが責任を取って会社を辞める様に告げる。 チョンソはソンジュの為に会社を辞める事を決めて友人のチェヒに仕事を任せる事を条件に会社を去った。 会社を出たチョンソを心配して諦める事が出来ないソンジュは車でチョンソの乗ったバスを追って行く。 会社を辞めて記憶を取り戻したチョンソに行く場所はなかった。 テファと過ごした部屋に帰る気になれなず近くの安宿に部屋を取る事にした。 その光景をソンジュは見つめていた。 一方テファは少年時代にプレゼントした事がある紙飛行機に四つ葉のクローバーを挟んだ置き手紙を残してチョンソの元を去ろうとしていた。 ところが、そこに血だらけの父ピルスを連れたヤクザ達が入って来てテファが描いた模造絵画を売った事で袋叩きにされる。 ヤクザ達はテファにピルスの肩代わりに模造模写を描けと強要する。 自業自得になっていたテファは断り開き直る。 「死にたい所だったから殺してくれ!!」 テファは抵抗しなかった事で袋叩きに会い右手にケガを負ってしまう。 ピルスから電話を受けたチョンソは駆け付けて手当をしながら気遣う。 「自分の本当の居場所に戻れ」 「5年前に失くした物を今、全部返すって言われたって簡単に返って来るものじゃないでしょ?!」 チョンソはソンジュに記憶を取り戻して自分がチョンソだと伝える事さえ出来なかった事を思い涙する。 またケガして傷付き気力を失ったテファを見捨てる事が出来ず留まる事にした。 その日の夜ソンジュはハン教授の家でミラとユリ達と夕食をしていた。 「チスさんが自分をチョンソだと言い張っているみたいだか?」 ソンジュは昼に母ミンから言われた事に漠然とした疑問を持ちはじめて聞いた。 「前に家に来てから後も度々、訪ねて来てチョンソの事を聞いて彼女に成りすましているのよ」 ミラとユリは口車を併せてソンジュに答えた。 更にミラはチスが会社でユリを虐めていたとまで言ってのけた。 ソンジュはミラの言葉に疑問を抱かずにはいられなかった。 その日の夜テファの元から去り安宿に戻ったチョンソの元へソンジュが訪ねて来た。 ソンジュは勝手に部屋に上がり込んで布団に寝転んだ。 「一緒に外に出ないなら僕もここに居る」 ソンジュは靴下まで脱ぎ出して子供の様に駄々をこねる。 そんなソンジュの姿を見て微かに微笑んだチョンソ。 「ご飯食べに行きましょう」 2人は街に出掛ける事にした。 「今日は私が誰とか貴方が誰とかそういうの考えるの止めにしましょう」 そして2人は屋台で食べて飲んだ。 焼酎を飲み過ぎて酔ったチョンソ。 「もう帰れ」 酔っぱらったチョンソは思わず口走る。 「お兄ちゃん…」 チョンソは泣きながらソンジュに言い迫る。 「本当に…忘れちゃったの? チョンソの事? 私が誰だか判ります? 私がチョンソなんです! 私が…私が… ハン・ジョンソンなんです!!」 チョンソは真実を打ち明けたがソンジュは耳を傾けない。 ソンジュは酔い潰れたチョンソを背負い宿部屋まで送り寝かし付けた。 側を離れる事が出来ないソンジュはチスの側で眠ってしまう。 明け方近くに目覚めたチョンソは側に眠るソンジュの額にキスをして荷物をまとめてテファの元へ向かった。 ソンジュは携帯の着信で目が覚めた。 「私はチョルスさんと誰も知らない所でひっそりと暮らします… チャ・ソンジュさん… いえ、ソンジュお兄ちゃんにも見つからない様に… 今まで幸せでした」 ソンジュはチスがチョンソだったと確信して慌てて飛び起きて宿部屋を出るとチョンソの後を追う。 ソンジュの視線の先ではチョルスと車に乗り込むチョンソの姿があった…。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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