婚約式を控えたソンジュはユリの衣裳合わせにチョンソも連れて行きユリとチョンソの二人分のドレスと靴を買い与える。 ソンジュは帰路の車の中でミラ−越しに映るチョンソを見て呟いた。 「何を着ても何を履いてもいい。 大事なのは婚約式の場に居る事なんだから」 翌日デスクで仕事をしているチョンソのパソコンにソンジュからビデオレターが届く。 「ハン・ジョンソさん 地下駐車場に来て下さい」 婚約すると公言したソンジュとなるべく距離を置こうとしていたチョンソ。 「行けません」 「だったら今から迎えに行く」 ソンジュの強引な言われ方にオフィスを出るチョンソ。 社内でチョンソと出会わしたソンジュはチョンソの手を掴んで引っ張って行く。 そんな2人を見ていたユリは嫉妬して後をつける。 ソンジュとチョンソが向かった先は宝石店だった。 ソンジュは嫌がるチョンソの手を取り指輪のサイズを確かめる。 「ユリと婚約するのに指輪なんて貰えないわ!!」 激怒するチョンソを見つめてソンジュはキッパリ言い放つ。 「僕は愛する人にコノ指輪をはめるんだ」 ソンジュがチョンソを残して車を出しに店を出ると入れ違いにユリがやって来てチョンソに詰め寄る。 「婚約するのはあんたじゃなくて私なのよ。 あんたソンジュさんを愛しているの!?」 ユリはチョンソの頬を引っぱたく。 しかしチョンソもユリの頬を叩き返して言う。 「ソンジュさんは私と結婚すると言ってくれたわ。 私 ソンジュさんを愛してるもの」 後にソンジュはユリに対してキッパリと明言した。 「君と婚約するつもりはない」 ショックを受けたユリは母ミラに相談する。 「全てが上手く行ったら面白くないでしょ?」 うろたえるユリに対してミラは不敵に笑った。 そしてユリとソンジュが婚約せざるを得ないような策略を練る。 ミラは人を使ってピルスと接触して高額報酬でテファが描いた模写を贋作として買い取り、贋作を売りさばいたという証拠を手に入れる。 そして、その贋作を使ってテファを罠に掛ける準備を整える。 ミラはテファを罠にかける準備を整える一方で馴染みの新聞&雑誌記者達を呼び付けてオフレコと称してユリとソンジュの婚約の情報をリークしてソンジュが逃げられない様に外堀を埋めて行く…。 一方テファはチョンソと別れて公園で似顔絵を描いていた。 しかしチョンソへの愛は変わる事がなく、客に依頼されて描く絵もチョンソの顔になってしまう。 以前にヤクザに潰された手が痛んで上手く描けなくなってしまっていた。 そこにピルスが大金と新聞を持って現れて、その新聞を見てテファは愕然とする。 記事にはソンジュとユリが婚約すると書いてあった。 そんなつもりでチョンソを手放した訳ではないと怒ったテファはユリに電話を掛ける。 「婚約式にはの兄として出席させて貰う」 脅えるユリに代わり電話に出たミラは罠を実行に移す為にテファを煽って発する。 「兄だもの必ず来なさい」 一方ソンジュはチョンソに言う。 「僕は愛する人と婚約する。 ユリではなくチョンソと婚約する。 当日は僕を信じて必ず式場に来てくれ」 ソンジュは何度もチョンソに念を押した。 婚約式の当日 華やかな式の裏側では各々の策略が進んでいた。 チョンソは約束通りに着飾った美しい姿で式場に来ていた。 大勢のマスコミに囲まれながらソンジュとユリが現れた。 ソンジュはチョンソの側を通り掛かった時に微笑み掛けて言い放す。 「逃げるなよ」 一方ユリとソンジュとの婚約を絶対にさせたくないテファは、愛するチョンソに全てを返して幸せにしてやる為に式場に急いでいた。 しかし式場前ではミラが通報した警察が贋作売買の犯人ハン・チョルスを待ち構えていた。 ソンジュは大勢のマスコミと招待客が集まる会場で公言した。 「僕は愛する人にコノ指輪を渡します」 テファが式場に着きユリの元へあと一歩という所で警察がテファを取り押さえる。 そしてその時ソンジュはユリではなく、愛するチョンソに指輪を渡そうとしてチョンソの座る席に歩み寄り指輪を差し出した…。 チョンソとソンジュが見つめ合う。 チョンソが指輪を受け取ろうとした瞬間にチョンソは不意に名前を呼ばれて振り返る。 すると警察に取り押さえられて連行されるテファの姿があった。 チョンソは尋常ではない状況に思わず立ち去りテファを追い掛けてしまう。 チョンソが受け取る予定だった指輪は床に転げ落ちた。 ソンジュは愕然として、その場から動く事すら出来なかった… <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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